システム設計研究会 2021年度 第1回公開研究会 開催のご案内
一般社団法人 エレクトロニクス実装学会
回路・実装設計技術委員会
システム設計研究会
◆開催主旨
掲題の公開研究会を令和3年6月15日にオンラインにて開催します.
今回のテーマは「IoT/AI時代のシステム設計」です.回路実装設計技術のさらなる進化に向けた,センサ材料,集積回路,AI,EMC,アンテナ,ワイヤレス電力伝送という多岐にわたるシステム設計技術の最新の研究成果が発表されます.
今回の公開研究会は,システム設計研究会としてはじめて試みとして,公募のみによる研究発表のみで実施いたします.多くの皆様にご聴講いただきたく,今回に限り参加費無料で開催させていただくことにいたしました.多くの皆様に奮ってご参加いただきたくご案内申し上げます.
開催概要(クリックすると非表示にできます。再度クリックすると表示されます)
テーマ |
「IoT/AI時代のシステム設計」
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開催日時 |
2021年6月15日 13:00~16:20 |
開催方式 |
WEB公開研究会
※参加URLとPWの聴講情報は3日前までにJIEP-WEBシステムよりメールにてお知らせ致します。
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プログラム |
13:00~13:05 開会挨拶
13:05~13:30
(1)水素ガスセンサ向け酸化タングステン膜スパッタ堆積中の酸素負イオンによる衝撃低減の検討
安田洋司(東京工芸大学), 星陽一(東京工芸大学)
酸化タングステン膜を反応性スパッタ法において堆積する場合,ターゲット表面で生成される酸素負イオンが基板に入射することで不均一な膜が形成されてしまう.本研究では,堆積中の酸素負イオンによるダメージを低減する検討を行ったので報告する.
13:30~13:55
(2) AI(脳モデル)のウェハスケール集積回路実装とその耐故障性能
安永守利(筑波大学)
ウェハスケール集積回路実装は,究極の実装形態と言われている.しかし,歩留まりの壁に阻まれ,いまだに実用化されていない.一方,人間の脳は学習により自律的に欠損箇所を修復できる.本発表では,この学習能力を活用して歩留まりの壁を破る“ウェハスケール脳型コンピュータ”について報告する.
13:55~14:20
(3) Edge AI新方式の提案
佐藤陽一(連携研究センター),大塚寛治(連携研究センター)
従来のDeep Learningとは異なり,検索エンジンで抽出された項目に対して多数決で正解を出す方法である.学習に時間がかからない(メモリに入っていればOK)ので瞬時に学習ができ,追加学習はその項目をメモリに入れるだけの操作でよくDLのように追加を入れた新規学習と登録は不要である.スタンドアローンのPCで十分できるので外付けのSSDがあれば十分ビッグデータの検索が可能である.
(休憩15分)
14:35~15:00
(4) 手戻りのないEMC性能レビュー実現のための配線の平衡度差に着目した電磁妨害波要因分析
金尾奨(岡山大学),川島渉(岡山大学),五百旗頭健吾(岡山大学),高津宏明(コニカミノルタ株式会社),野村毅(コニカミノルタ株式会社),辻本隆浩(コニカミノルタ株式会社),豊田啓孝(岡山大学)
システム設計のEMC性能レビューで手戻りをなくすには,電磁妨害波と設計要素の因果関係の明確化が必要である.電磁妨害波はコモンモード放射が支配的であり,平衡度変化によるモード変換で生じる.今回は複合機において,設計要素としてプリント配線板とケーブルの平衡度の違いに着目し,コモンモード放射との因果関係の明確化を試みたので報告する.
15:00~15:25
(5) 消防活動支援システムにおける中継器用人工磁気導体一体型アンテナの放射指向性に関する検討
井熊雄介(東京理科大学),山本隆彦(東京理科大学),水野雅之(東京理科大学),大宮喜文(東京理科大学),清水祐二(東京消防庁消防技術安全所),清水鉄也(東京消防庁消防技術安全所)
本稿では, 消防活動支援システムにおける中継器用のアンテナとして背部影響の低減を可能とする人工磁気導体一体型アンテナを提案し,その放射指向性を実測により明らかにしたので報告する.
15:25~15:50
(6) プリント配線板で構成するパラボラアンテナの放射特性の検討
越地福朗(東京工芸大学)
低コストで小型・軽量,かつICチップとの一体化も容易な高利得のアンテナの一例として,多層プリント配線板で構成するパラボラアンテナを提案・検討した.本稿では,放射特性などのアンテナ特性を報告する.
15:50~16:15
(7) 磁界共振結合方式のワイヤレス電力伝送システムの研究
菊地秀雄(群馬大学),中島彩菜(群馬大学),茂木和弘(群馬大学),白石洋一(群馬大学)
磁界共振結合方式の ワイヤレス電力伝送技術を,シミュレーションと実験を連携して研究した.ワイヤレス電力を効率良く伝送するために必要なコイルの高いQ値を得るために,周波数に応じて近接効果によってコイルのAC抵抗が増す現象を調べ,ヘリカルコイルのAC抵抗の増加が少ない事が分かった.コイルには隙間を空けた細線の束を用いるとコイルのAC抵抗を少なくしてQ値を高くできる事が分かった.また,模型自動車に走行中給電を行なう2 MHzの周波数のワイヤレス電力伝送の実験を行った.
16:15~16:20 閉会挨拶
※プログラムは変更することがあります。
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定 員 |
300名(先着申込順 定員になり次第締切ます)
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参 加 費 |
無料(今回限定)
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問い合わせ先 |
cae_uketsuke\jiep.or.jp
(メールアドレスは\を@に置き換えてください)
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***参加申込は締め切りました***
お問い合わせ先
エレクトロニクス実装学会
メールアドレス: cae_uketsuke\jiep.or.jp
※メール送信時に\をアットマーク@に変更ください。